5月5日の日記 無学にて落語会
昼前に無学で落語会を聞きに行くために粉浜で待ち合わせをする。
ランチをとって周辺を散策した後で無学へ向かい落語会を聞く。
開口一番の月亭遊真の「犬の目」のあと、笑福亭鉄瓶さんの「天災」
林家菊丸「一文笛」、鉄瓶の「茶屋迎え」
「天災」は笑福亭の荒々しさが出ていてよかったです。
「一文笛」は以前から聞きたかった演目、今回聞けて良かったです。
聞きつつ林家の語り口やなと感じながら聞いていました。
トリは「茶屋迎え」
あまり聞いたことがないネタで動画で文珍さんしか動画ないことからして、
鉄瓶さんはよく演じていられたが色街の遊びが体に染み込まないと
奥行きが出てこない。
米朝さんならまた違ったものになっていたのかもと感じた。
後半から三味線、鳴り物が入ってはなやかな作品です。
聞きながらふと、朝ドラマ「ちりとてちん」を思い出す。
前半は東京の「木乃伊取り」とかぶるところがあったので鉄瓶さんに聞くと
違うといわれたがどうなのか気になるところです。
帰りに友人とお茶して、南森町に立ち寄りなじみの古本屋、茶屋町のジュンク堂書店
に行き本を購入する。
旅のおもしろさ
最近はあちらこちらと旅することが増えている。
友人に誘われていくこともあり、一人で行くこともある。
個人的には歴史は好きではあるが本を読むことこそあれ、史跡めぐりはやってこなかった。一昨年あたりから友人に大河ドラマ直虎関係で浜松に行ってから史跡に行くのも重要かなと感じ始めた。
それから去年の今頃にこれまた大河ドラマ西郷どんで鹿児島に友人に誘われていくことになり、また今年いだてん関係で熊本に行くことになった。
史跡めぐりは本では知りえない、現場の感触を知ることができて良かった。
今回の熊本での田原坂はまさにそうであった。
あと、吉田健一のエッセイを読みだしてからなおさら旅の大切さを理解した。
旅をすることは日常を離れる。
吉田健一自身に年2回旅行している。
旅をすることで日々の生活のメリハリを利かせる。
ここ最近は旅をしていくことの意味をことさら強く感じるのであります。
旅行の方法も今は多様化している。
新幹線、飛行機、バスと選択は自由であり、それなりに楽しめる。
友人のツイートを見ているとバスの旅で先日九州で行っていたが
興味深いツイートをつぶやいていた。
今年もいくつか予定している。
アプリでbookingでつかえばホテルはかなり先まで無料で予約が利く。
割と一流のホテルが格安で泊まれることが多々ある。
シティホテルは池波正太郎がよく気分転換に泊まっていた。
銀座日記によく山の上ホテルが出てくる。
まねて自分もこのごろちょくちょくやっている。
先日、神戸のホテルオークラが1万円で泊まれたことができたのでやってみた。
朝食付きで。
これはこれはおもしろいかった。
旅は日々の生活の張りを利かせるのにはいいです。
5月4日の日記 小林一三
昼間は本を読んだり書き物をこなしたりして過ごす。
今のところ半分くらい読みこなしているところである。
阪急の経営者としての才能は評価されているがうまく時流に乗って経営の軌道に乗ったというのが本当のところで運がいいといえばそれまでのところであります。
工業化で拡大していく大阪の人口をどこで受け皿としての土地をつくるのか。
市内は衛生面などから厳しく、残るは郊外の土地。
これから増えていくであろう中産階級、それなりにお金があって安定した収益が見込める。
小林一三が鉄道とその郊外の土地に目をつけ開発、販売したのはある意味いきつくところであり合理的である。
ターミナル百貨店もその合理的な考え方の延長にある。
松永安左エ門や太田垣士郎の評伝を読んでいるとでてくるのは小林一三は必ず登場する。松永や太田垣に比べるとやや小ぶりな感じはするが読んでいるとそれなりのおもしろさを感じる。
夜は弁当屋の配達をこなす。
5月3日の日記
3日は梅田に床屋と眼鏡を作りに行く。
眼鏡は遠くで見るものと読書用に近場で見るものと2種類作る。
眼鏡を作
ってもらっている間に梅田界隈を散策する。
茶屋町のジュンク堂と阪急梅田の紀伊国屋書店に移動した古本屋街を巡る。
古本屋街はきれいになった反面、数は少なくなってきた感じがする。
2冊で5000円ほど、いささか痛い。
モンテーニュの随想録、一冊あるが、字が薄く読みにくい。
今回の随想録、同じ関根秀雄の訳ではあるが字がしっかり印字されていて読みやすい。
パスカルのパンセ、ロシュフーコーの箴言集、このモンテーニュの随想録
あとアウレリウスの自省録と時間をかけて読んでいきたい。
戻ってガソリン入れて、食材の買い物をする。
夕飯をいただいているうちに寝る。