tatsuro1973の日記

歌舞伎、文楽、落語を中心に古典芸能について綴ろうと思います。それと日々の暮らしについてもです。

3月17日の日記 #ヒトラー #相模原殺傷

久しぶりに日記を書く。
午前中に皮膚科に薬をもらうために梅田に行く。
梅田に歩いていて思うことであるが人通りが少ない。
病院に行っていて思うことではあるが人が少ない。
こちらの方が少ないほうが診察が早く済むので気が楽である。
夕刊を配り終えて塾に行く。
この時期に塾に行っても高校入試を終えた生徒にどうしたらいいものかと思う。
コロナの影響で入試直前の2週間を何もしてやれなかったことが悔やむ。
2コマあって1コマ生徒が来なかったので、空いていたので洋書でイアン カーショーの
ヒトラーの評伝を読んでいく。
ヒトラーとは何者であったのか。彼の権力の本質は何であったのか。
読んでいくたびにこの疑問が付きまとう。
ヒトラーユダヤ人をはじめとするジェノサイドはスターリンの模倣ともいわれる。
ジェノサイドを可能にさせたものは何であるのか。
ヒトラーひとりにこれを求めるのでは、彼を取り巻いた人々も描き出さないと見えてはこないと
カーショーは述べているがこれはある意味妥当であり、読み進めていくうちに見えてくるであろう。
ナチスやジェノサイドで関連して、昨日相模原の障害者の大量殺害の裁判で死刑が言い渡された植松被告は
殺害への過程を述べることなく裁判を終える。
障害者への殺害を肯定する発言が目立つが被害者の家族から殺害までの経緯を問われると答えを窮することが
度々あった。そこに植松被告の殺害への過程が見え隠れする。
ナチスのジェノサイドを肯定する発言も自分も意図を隠すためのカモフラージュとも見えなくもない。