松竹座 7月大歌舞伎 夜の部
20日の夜に松竹座で夜の部を観劇する。
フェイスブックで歌舞伎のコミュニティで参加者を募っていたので参加する。
最初は時蔵の葛の葉
時蔵のやっていることは悪くはないのですが、何せそれほど見どころはあるわけではない。けれんを見せてどうなるかというところです。
保名を種太郎が演じるが時蔵との釣り合いが合わない。これについては梅枝で釣り合いが取れるところ。
弥栄芝居ふるまい
関西歌舞伎を愛する会 40周年を祝う幹部総出の一幕。
さしたることはないが芝居茶屋の女将を上村吉弥が演じていたが色街の女性の雰囲気が出ていてよかった。これからは秀太郎さんが持ち役にしていた封印切のおえんや吉田屋の女将はこの人の持ち役になりそうです。
上州土産百両首
芝かん 菊之助による世話物の芝居。昔の幼馴染が再会して10年後の再会を約束して再会する話です。芝かん 菊之助なのでうまくは演じているが、そつなくこなした印象が否めない。芝かん 菊之助ならニンを考えれば上州土産より長谷川伸の刺青奇遇のほうがよかったのかもしれない。本来、女形を得意とする菊之助に三枚目の役をやらせてどうするのだという思いは最後までつきまとう。