NHKのドキュメント 昭和天皇 226 ガダルカナル
昨日は朝刊、病院の清掃 夕刊とこなしていく。
10月のイベントに向けて方々にメールなどでやり取していくがクリアすべき課題などがみえてくる。これはやっていかないと見えてこない部分である。何かやろうとするとき想定外のことがよくあるし、計画とは異なることもよくある。これをどのようにやりくりしていくかが作りての課題である。
ここ一週間ほどNHKの戦争関係のドキュメントを見ている。
NHKの戦争関係のドキュメンタリーはクオリティが高くいいのであるが、ある仮説を成り立たせるためにそれに関係した事実を集めて立証するスタイルがよくある。その事実に対する資料などの批判があまり行われていないことがあるので見る手に注意が伴うことがある。
ガダルカナルはこれは去年のインパールの続編みたいなもので日本軍の組織的な敗因、参謀本部や大本営の指揮系統の意思決定に踏み込んて、ガダルカナルの指揮官一木大佐の悲劇に触れている。ガダルカナルはジョン トーランドの本を読んでいくとアメリカ側にとっても補給系統で同様の状況のなかで戦う、日米の総力戦であり、消耗戦の意味合いが強い。アメリカ軍が紙一重、運の強さでガダルカナルを抑えたといったほうがいい。よくできた分だけに複雑です。
226は海軍からの資料でこの事件に踏み込んでいるが、連合艦隊の動きなど、新資料というよりもこれまでの資料とのまぜこぜで作られている印象が否めない。
注目することとしてはそのときの昭和天皇の心情、これまで反乱将校弾圧で揺れていなかった天皇の心の揺れが描かれていた。あと、当時海軍を握っていた伏見宮が陰で見え隠れしていることが気になるに。今後の戦前の軍部の動きを知るうえでキーパーソンになりえると思われる。伏見宮 陸軍の皇道派とのかかわりが気になるところです。
週末の昭和天皇の戦争責任にかんする発言 初代宮内庁長官の田島道治の手記からのドキュメントは天皇が戦争責任を感じていたことはを個人的にはありがたかった。研究者によると田島道治の手記は以前から明らかにされてたもので今回の放送ではこれといって新しいところはなかった模様です。昭和天皇が戦争責任について述べようとしたのを時の首相であった吉田茂に止められたのは惜しまれてならない。当時の状況を踏まえると述べたことへの国内外の影響が大きい過ぎるのもわからないわけでもない。
天皇制が廃止、共産主義の国家が成り立つ可能性もないわけではない。
この令和の時代に風化されつつある昭和のドキュメントに歴史への関心がもってもらえるとうれしい。
個人の史実を踏まえない説が跋扈していて、それがネトウヨなどを作り出している。